思えば遠くへ来たもんだ

思い立ったが吉日 インドで働くことになった日本語教師。
「日本語が教えられれば大丈夫」と言われて来た町は、英語も通じない。
果たして3年の契約を無事に全うできるのか???

下心見え見え

金曜日、ケバブを買った定食屋がデリバリーをしてくれるというので、軽い気持ちで、ナンパしてきたオーナーに電話番号を教えてしまった我が身の浅はかさ。


その晩から『ハーイ!ハニー』とラブメールが続々と来るわ、カンナダ語の長文のメッセージが来るわ…何なの?


ちなみにカンナダ語のメッセージは教え子に訳してもらったところ、インドの神さまについての説明だったらしい。


土曜日には『今晩、君の部屋に行っていいかい?』とな。

私の家、知らんだろーが…と気にも止めずにいたら、夜遅くメールが来て『ごめん。今日は忙しくて行けそうもない』と。

別に待ってないし。


明けて日曜日。朝一で『今晩こそ君の部屋に行く』と。

さすがに不審に思い、

『なぜ、私の部屋に来るのか?』と聞いてみた。

すると『僕達はスイートフレンドだから、フレンドシップフォーエバー❤️』だって。

ここは外国人なので、

『私の国では一人暮らしの部屋には友達でも入れません。そういうルールがあります』と返した。

それでも敵もさるもの、

『私は今日あなたの部屋に行く』って。しかも原文ではgoではなくcomeになってて、ダメだこりゃ。

思い切って、

『私の部屋に来て、何をしたいのか?』と聞いてみた。

すると『面白い話をしたり…』と。歯切れが悪くなってきた。

ほらね、エロ男。

だから『部屋に来るのは困ります。外でなら、会います。』と返すと

『外で会っても、それから君の部屋に行く』と。

もうアホらしくて付き合いきれんと思って無視してたら。

『お願いだから、部屋に入れて。Please 』

挙句の果てに『僕はガールフレンドが欲しいんだ』だって。

お願いされたって、イヤなもんはイヤだよ。

たとえチキンケバブとタンドリーチキンとマトンカレーを沢山持ってきたとしても無理。


さて、今日月曜日。

教え子の男の子にインドの風習では

『一人暮らしの女の子の友達の部屋に行くか?』と聞いてみたら、

『そんなこと絶対ありえません』

そりゃそうだよね。

女の子達からは

『センセイ、インドの男は悪いです。すぐにブロックしてください』

『デリバリーなんて頼まず、自分で店に買いに行ってください!』と怒られてしまった。トホホ。


早速ブロックしなきゃ。

当分あの店には行けないな。

美味しいけど…とんだハニートラップだったわ。

フレンドシップフォーエバーではなく、グッバイフォーエバーだ。


↑この三日間こんなメッセージが沢山送られてきました🙀


ちなみに昨年末よりモテ期到来中のワタシ、こんなナンパおやじとは別件で純粋な恋バナがあるのですが、教え子がGoogle翻訳で訳して読んでるらしいので、ここはご内密に…

『センセイ、Rくんって誰?』っと突っ込まれてしまった😓

Rくんが複数いてよかった(笑)