思えば遠くへ来たもんだ

思い立ったが吉日 インドで働くことになった日本語教師。
「日本語が教えられれば大丈夫」と言われて来た町は、英語も通じない。
果たして3年の契約を無事に全うできるのか???

金と酒と女は禁止

といっても、山口くんの話ではなくて、インドの選挙の話。


3日前、ベンガルールの総領事館から一通のメールが来た。

「カルナータカ州議会選挙の実施」

選挙くらいやるだろうよ。外国人のわたしには関係ないかな…と思いつつ、本文には「投票日当日、州内すべての地域においてアルコール類の販売が禁止かれます」と衝撃の内容。

レストランやホテルでも禁止だそうだ。

なんだそれ?

治安維持と書いてあるけど、酒飲んで投票会場で暴れる人がいるとか?相手陣営に乗り込むとか?血気盛んなインド人、何するかわからないからか…

でも自宅での飲酒はOkってなんか変なの?


すると、学生たちから「センセイ、お酒飲んじゃダメですよ」と。

あーららー学生にまて心配されてる〜

「なぜお酒ダメですか?」

「electionですから」

「それは知ってる。でも、electionとお酒関係ないでしょ」

すると優秀な女のコが

「electionに出る人が、私を選んでくださいとお金やお酒をあげたり、女の人にサリーをあげたりするから、ダメなんです」

と説明してくれた。

いわゆる賄賂。日本でいう公職選挙法違反だね。


そっかぁ、やっぱりどこの国でもあるのねぇ。

「えっ、じゃあサリーの店も閉まりますか?」

「それはありません」

うーん、やっぱり一番タチが悪いのは酒なんだな。山口くん。


まぁ、1日なら無問題と思っていたら、総領事館からまさかの第2報。

ベンガルール市警の発表によると

「種類の販売禁止期間は5/10〜5/12.5/15終日と決定」

げっ、長い。


これは大変と近所のスーパーに出かけると紙バックのウイスキーをたくさん買い込むじいさんや、なんやかんやでごった返してるし、冷蔵ケースのビールもいつもより少ない!


よくわからないけど、ビールとワインを買い溜めした


これで準備万端。

冷蔵庫直って、よかった。


でも会う学生がみんな「センセイ、お酒買えませんよ」と言ってくれる。

どんだけ呑んべえだと思われてるんだか…否定しないけど(笑)