思えば遠くへ来たもんだ

思い立ったが吉日 インドで働くことになった日本語教師。
「日本語が教えられれば大丈夫」と言われて来た町は、英語も通じない。
果たして3年の契約を無事に全うできるのか???

Wの悲劇

冷蔵庫故障 続編


完全に壊れてしまった冷蔵庫。

事務のお姉ちゃんに修理を依頼。

すると「今日は電気屋のオーナーの結婚式で店は休みです」

なんですと?何故よりによって今日?日曜日にやれ。

と悪態をついても仕方ない。

夕飯はビリヤニをpercelで。

ビール飲めないの。ツライ。


翌日、事務の子から「修理は明日土曜日になりました」

あー、あと一日。

お昼は惣菜パンとサモサ。

夜は買い置きのインスタントのチーズマカロニ。

でも金曜日だから、飲みたい気分。

会社帰りにスーパーで冷えたビール購入。


さて、本日土曜日。

朝から、いつ来るかと待ってるのに待てど暮らせど来ない。

気付けば四時。

事務の子に連絡したところ、「じゃあ、番号教えるので連絡してみて下さい」

地元の電気屋なのでカンナダ語。

教え子の女の子にhelpを頼む。なんだかんだやり取りしてたら、6時。

「センセイ、電気屋に電話しましたが、もう6時なのでmaybe明日ですね」

はぁ。ガッカリ。

仕方ないので、今日はスパゲティ。レトルトのミートソースで。

ワインをバケツで冷やし飲んでると、

教え子の男の子から電話、

「これから電気屋さんが行きます。センセイ一人だと心配なので、私と〇〇さんは今センセイのアパートの前にいます」

えっ?とバルコニーから見ると、下で手を振ってる。

二人を迎え、しばらくすると待ちに待った電気屋登場。


中を見てから裏に回り、何やら説明を始めた。

教え子の通訳によると

「冷蔵庫のガスの問題です。100台に1台このアクシデントがあるそうです。センセイは縁起が悪いです」

100台に1台の不良品に当たったってわけね。

そりゃ、縁起が悪いわ。

この暑い国で冷蔵庫が壊れただけでも悲劇なのによりによって1/100の確率に当たってしまうとは。


しかも明日は日曜日で休みだから、月曜日以降にガスを取り替えますって。

あと2日も冷蔵庫なしとは、ツライ日々はまだまだ続く…

犯人はコイツ↓