思えば遠くへ来たもんだ

思い立ったが吉日 インドで働くことになった日本語教師。
「日本語が教えられれば大丈夫」と言われて来た町は、英語も通じない。
果たして3年の契約を無事に全うできるのか???

真面目にお仕事の話

日曜日に日本語能力試験が終わったので、今週からクラス替え。

2クラスは担当持ち上がりなので、無問題。

でも本社勤務のRくんも本社の他の学生と合流のため、Skype授業は終了。寂しい😿

代わりにスタートしたのが、なんと先週入社の0初級の新人さん。

日本の日本語学校では入学したての学生でも、留学するにあたって現地の送り出し機関で一通り勉強してくるから、最低限の意思の疎通ができるレベルの子たちだったから、導入も思ったほど大変ではなかった。


ところが、今回は全く日本語を知らないインド人。

うちの8月入社の0初級の子を少しだけマンツーマンで教えたこともあったけど、なかなか大変だった。

それが、今回0初級まるまる1クラス担当、しかもインドールブランチとSkype授業

ビデオ越しでは顔が黒くて表情がわからん。

3人とも同じ顔に見える。

一人は坊主だからいいけど、他の二人の見分けがつかない。

しかもリアクションも薄い。


あいうえお五十音はまだしも拗音や發音など、どう説明してよいものやら〜

だいたい私の英語力が初級だし…


日本語教師になるための養成講座の恩師とも話したが、リアクションが薄いとか消極的なクラスはやりにくいんだわ。

わかってんの?と聞きたい。


この前の時間帯のマイソールの男子6人のクラスはみんな積極的で、白熱した授業。

問題を出すと、なぜか立ち上がり→TBSのオールスター感謝祭のようだ。

板書させようとするとペンの取り合い。

まぁ、なんて積極的!!

ただ狭い教室に25.6の男子6人もいると暑苦しくて、しかもなんかクサイ。

熱気ムンムンですな。

エアコンは常に16℃→さすがにさむいってば。

でもこのクラスの授業はとてもやり甲斐があって、楽しい。


それに引き換え、インドール0初級さん。

インドでも寒い地域なのか、みんな教室でもジャンパーを着て3人で固まってる。→サル団子のようだ。

小声で教えあっているみたいだけど、何言ってるかわからない。

多分彼らはカンナダ語ではないんだな。カンナダ語もわからないけど。


そんなこんなで、なんとか1週間終了。

言葉が通じないなら…と

教材を手作りしてみました。

でもまだ時計を読むのは難しかったみたい。

デジタル時計をつくってみますか??


来週も、がんばっぺ。

シンデレラエキスプレス


CM: JR東海『シンデレラエクスプレス '92』篇 (60秒) 横山めぐみ


25年前のCM。

横山めぐみ可愛かったですね。




今日は少し肌寒いマイソール。

なんとなくセンチメンタルな気分になり、久しぶりにユーミンなぞ、聴いてみました。


昨日からの新しいクラスで、愛しのRくんの担当を外れました。

Rくんと同じ本社で、別のクラスのLくんの担当も外れたので、本社とのSkypeはなし。

もう仕事中に会う口実がなくなってしまった…


嗚呼、シンデレラエキスプレス。

遠距離恋愛…せつない。

♫何も言わなくていい 力をください。

距離に負けぬよう〜


ついつい何か言いたくなるけどねぇ。

インド広過ぎ。

逢いに行きたいけど、Mumbaiまで電車で30時間。往復するだけで3日…

30時間あったら、飛行機なら地球の裏側まで行けそうだ。


電話もメールもあるけど、やっぱり逢いたいものですね。


人生最後のモテ期といいつつ、みんな遠いんだわ。

モテ期じゃないのか?

それとも誰かガラスの靴を持ってきてくれるのか?

今日のMysore

クリスマスツリー🎄仕様

洗濯機騒動


洗濯機、あるのが当たり前になっていた。でも洗濯って小物なら手洗いで十分。

1週間くらいなくても平気でしょ。と思っていたのですが…


やっぱりなんだかんだいって、ここはインドなので、今も日中は30度近くになり、少し動くと汗ばむ。

ましてや書いて通じなければ、全身使ってのジェスチャーの日本語教師。

肉体労働なので、日々のお洗濯は欠かせない。


洗濯機さん。一昨日到着したものの何とデリバリーと設置は別物でした。

せっかく届いたのに使えないという絵に描いた餅状態の洗濯機。

洗濯物はたまり、せっかくの週末なので、事務のお姉ちゃんに「あの洗濯機はどうなるの?」と。

するとメッセージで「カスタマーセンターに連絡して手配してください」とのこと。

「えっ?私が連絡するの?」→アンタともロクに会話が成立しない私にカスタマーセンターに電話しろなんてよう言うわ、という表情になっていたのか、「私が連絡した方がいいですか?」とな。

最初からしろよ。

この子も悪い人じゃないけど、イマイチ気が効かないんだよね。

しばらくして、「カスタマーセンターに連絡したので、サービスマンから先生に連絡があるので、調整して下さい」とな。

ここまでしてやったんだから、あとは自分で何とかしろってか、まぁなんとかなるべと軽く考えてたのが、大間違い。


まずカスタマーセンター本部から着信。

「洗濯機をつけてほしいっていうのは、あんたか?場所はどこだね?」

買ったときの住所知らんのかよと思いながら、Mysoreと答えると「マイソールかい。じゃ担当からまた連絡させるわな」

なんだい、事務の子は何の連絡をしたんだか。


しばらくすると、サービスマンから電話。

いきなりカンナダ語の応酬。

おいおい、だからイヤだったんだよ。

カンナダでも単語は英語なので、とにかく「洗濯機の設置を頼む」

と告げたら、わかってくれたみたいで「Mysoreなら後でかける」

ほぉ、よかった。と思ったのも束の間、再度電話が。

「Mysoreのどこのエリア?」

質問はわかる。でも越してまだ1週間。

住所だって今朝聞いたばかりだよ。

一応地名を告げると「近くに行ったらまた連絡するから」


しばらくして、また電話が。

「アパートの名前は?あと近くに目印になる建物はあるか?」

アパートの名前…インド的な綴りなので読み方がわからん。目印になる建物?近くに大きな眼科と寺院があるけど、名前が分からん。

一応そのことを告げてもピンとこない様子。

仕方なく会社の近くの大きな交差点とその近くのスーパーの話をしたら、なんとかわかってくれたみたい。


よかった〜でもさ、道案内って日本でも大変なのに、外国でしかも土地勘があまりないところは正直しんどい。


と思ってたら、また電話。

「今スーパーの前にいる」

ここからが、問題。

道が入り組んでいるのよね。

説明をチャレンジしてみると、なかなかわからない様子で、近くにいる人に電話を代わってもらってる。

2.3人と話して、最終的にはアパートの名前と面した通りの名前をアルファベットで一音ずつ告げた。

やれやれ。

しばらくして「今アパートの前にいる」

バルコニーに出ると、やっと通りにいる彼を発見。

よかった!

「越したばかりなので、ごめんね」と告げ、大丈夫ですよ。と

いい人でよかった。


さて、作業に入り洗濯機の蓋を開け中を確認すると「買ったときの領収書は?」へっ?会社がかってくれたから、そんなもん知らんよ。

すると「領収書がないと作業できん」とな。

事務の女の子に電話するも出ず、洗濯機が運ばれたときにいた、絶交状態の使用人 Sへ連絡。

サービスマンさんに代わり、状況を説明してもらい、S登場。

先日来の私の剣幕に怯えてるのか、部屋の前で立ち尽くしているので、部屋に入らせて、サービスマンと直接話をさせた。「領収書は事務の子が持っているが、今日は会社が休みなので、中に入れないから、取り出せない」と説明してくれた。

すると、写メでもいいから。と

また事務の子に連絡し、領収書の写メを送ってくれるようお願いし、なんとかゲット。

それをみて、やっと作業にかかり始めた。

洗濯機の設置自体はものの5分程度。

最後に使い方も説明してくれた。

全自動洗濯機の使い方くらいわかるわい。


サービスマンが来るまでに約2時間、来てから領収書問題もあり小一時間。


長かった〜


早速洗濯開始。

うん、なかなかいい感じ。

前の家の洗濯機は洗濯機自体が汚く、洗濯すると衣類が余計に汚れるというトンチンカンな洗濯機だっただけに新しい洗濯機は嬉しい。


今日の教訓。

自分の住所はちゃんと説明できるようにならなければならない。