思えば遠くへ来たもんだ

思い立ったが吉日 インドで働くことになった日本語教師。
「日本語が教えられれば大丈夫」と言われて来た町は、英語も通じない。
果たして3年の契約を無事に全うできるのか???

アーダールカード到着!


あの疲労感満載の日から、約3週間。

ついにアーダールカードが到着しました。

携帯電話や銀行口座紐付けだの、指紋やら瞳の虹彩やら撮り、インド全国民必須というからPanカードみたいなハードなカードを想像していたのに、届いたのは細長い薄っぺらい紙切れ。

しかも下半分切り取って使ってね的なもの(^_^;)


ちゃちい…

そして何より写真がヤバい。

日本でも免許やパスポートの写真は犯罪者のように写ることが多いけど、今回のは酷すぎる。

長時間待たされた挙句の写真撮影だったので、元々内斜視気味の上に、目が小さいために『眠るな、大きく開けろ』と係員に言われたため、無理に見開いたので、完全に目がイっちゃってて、我ながらヤバい。


授業中に届いたので、学生達が『見たーい』と。

何気なく見せたのに、大爆笑。

一人の男の子なんて涙流して笑ってた。失敬だぞ💢


しかもこのカード、公的な身分証なのに更新がないので、ずっとこのまま。インドにいる間、ずーっとコレ。

逆にヤバすぎる。

教え子くんのを見せてもらったら、10年前の中学生の時に作ったもの。

完全に別人やん。


申請に行ったとき、赤ちゃんも結構いたけど、あの子達はおばあちゃんになっても赤ちゃんの写真のままなんだろうか?

なんかいい加減というか、詰めが甘いというか…まぁそういうところがインドらしいんでしょうね。


それにしてもこの写真、ヤダ。

撮り直しして欲しい。

でも申請の苦労を考えると我慢するしかないかな。

下心見え見え

金曜日、ケバブを買った定食屋がデリバリーをしてくれるというので、軽い気持ちで、ナンパしてきたオーナーに電話番号を教えてしまった我が身の浅はかさ。


その晩から『ハーイ!ハニー』とラブメールが続々と来るわ、カンナダ語の長文のメッセージが来るわ…何なの?


ちなみにカンナダ語のメッセージは教え子に訳してもらったところ、インドの神さまについての説明だったらしい。


土曜日には『今晩、君の部屋に行っていいかい?』とな。

私の家、知らんだろーが…と気にも止めずにいたら、夜遅くメールが来て『ごめん。今日は忙しくて行けそうもない』と。

別に待ってないし。


明けて日曜日。朝一で『今晩こそ君の部屋に行く』と。

さすがに不審に思い、

『なぜ、私の部屋に来るのか?』と聞いてみた。

すると『僕達はスイートフレンドだから、フレンドシップフォーエバー❤️』だって。

ここは外国人なので、

『私の国では一人暮らしの部屋には友達でも入れません。そういうルールがあります』と返した。

それでも敵もさるもの、

『私は今日あなたの部屋に行く』って。しかも原文ではgoではなくcomeになってて、ダメだこりゃ。

思い切って、

『私の部屋に来て、何をしたいのか?』と聞いてみた。

すると『面白い話をしたり…』と。歯切れが悪くなってきた。

ほらね、エロ男。

だから『部屋に来るのは困ります。外でなら、会います。』と返すと

『外で会っても、それから君の部屋に行く』と。

もうアホらしくて付き合いきれんと思って無視してたら。

『お願いだから、部屋に入れて。Please 』

挙句の果てに『僕はガールフレンドが欲しいんだ』だって。

お願いされたって、イヤなもんはイヤだよ。

たとえチキンケバブとタンドリーチキンとマトンカレーを沢山持ってきたとしても無理。


さて、今日月曜日。

教え子の男の子にインドの風習では

『一人暮らしの女の子の友達の部屋に行くか?』と聞いてみたら、

『そんなこと絶対ありえません』

そりゃそうだよね。

女の子達からは

『センセイ、インドの男は悪いです。すぐにブロックしてください』

『デリバリーなんて頼まず、自分で店に買いに行ってください!』と怒られてしまった。トホホ。


早速ブロックしなきゃ。

当分あの店には行けないな。

美味しいけど…とんだハニートラップだったわ。

フレンドシップフォーエバーではなく、グッバイフォーエバーだ。


↑この三日間こんなメッセージが沢山送られてきました🙀


ちなみに昨年末よりモテ期到来中のワタシ、こんなナンパおやじとは別件で純粋な恋バナがあるのですが、教え子がGoogle翻訳で訳して読んでるらしいので、ここはご内密に…

『センセイ、Rくんって誰?』っと突っ込まれてしまった😓

Rくんが複数いてよかった(笑)

お肉が食べたい!

インドでの生活ももうすぐ半年。

仕事もに慣れ、Uber(タクシー送迎アプリ)も使いこなせるようになり、ちょっと遠くのモールに買い物に行けるようになりました。


こっちの食材でアレンジして、和食を作って楽しんでいるけど…

ただお肉が食べられないの。

肉食女子の私。

お肉がないと生きていけない…

肉をあまり食べていないせいか、体重も渡印前から比べてマイナス6kg!

嬉しい反面、でもこれって日本に帰ったら完全にリバウンドするよね…


近所のスーパーは冷凍のソーセージとハム(いずれも鶏肉)、少し離れたスーパーで加工していない鶏肉がうってるけど、胸肉の冷凍。遠くのモールで冷凍のひき肉は買える。

ブッチャーさんで鳥一羽140ルピーと格安で買えるけど、なんせ一人暮らしなもんですから、そんなに沢山要らない。


それより何より豚肉や牛肉が食べたい!

牛肉は神さまの使いだから、仕方ないにしても、豚はいいだろー。

でもムスリムも多いこの国。やっぱり需要が少ないのか…


友達に話したら、『牛食っちゃえば』と。

確かに牛さんはうちの周りにたくさんいるけど、仮に捕まえたとしても屠殺できんだろ。

っていうか、牛を捕まえてた時点で私が屠殺されてしまうわ。

疲れたときはレバ刺しが食べたいよ

こっちの牛を生で食べたら、アタリそうだけど。


肉への想いが募るばかり。

牛や豚が無理なら、冷凍じゃない新鮮なチキンが食べたい!

会社帰りにKFCへ行こうにも歩いて行くにはちょっと遠い。

KFCにタクシーで乗り付けるか?

どこのセレブだよ。


前に知り合いに連れていってもらった豚肉を食べさせる店は雑居ビルの中にある闇っぽい店。とても外国人女子が一人で行ける雰囲気ではなかったし…


そうだ。会社の前のHotel(定食屋)の店頭でチキンのグリルを焼いていたっけ。

ランチには学生に何回か連れていってもらった。看板に『Non Veg』と謳った愛すべき店。

早速いってみると、店員が愛想よく「ハロー マダム」

ここはメニューも英語で安心。

タンドリーチキンが食べたかったけど、今日は売り切れとのこと。

ガッツリな気分だったので、チキンケバブとマトンビリヤニを注文。

料理を待つ間。この店も外国人女子一人客は珍しいのか『どこから来たの?』『マイソールで何やってんの?』から始まり、『いくつ?』『結婚してんの?』と質問責め。


挙句の果てにオーナーから『君とは良い友達になれそうだ。今度部屋に遊びに行くね』と。


おいおい結局ナンパかよ。


肉をハントしに行った私がハントされてしまった…


でも、マトンビリヤニとケバブは美味しかったから、また行こうっと。